2013年1月7日星期一

米原油在庫減少、製油所稼働率上昇でガソリン在庫は増加=EIA

米原油在庫減少、製油所稼働率上昇でガソリン在庫は増加=EIA
[ニューヨーク 19日 ロイター] 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が19日発表した週間石油在庫統計(12月14日まで)によると、原油在庫が減少する一方で、ガソリン在庫は製油所稼働率の上昇で4週連続で増加した。

原油在庫は96万4000バレル減の3億7165万バレル。アナリスト予想の平均は110万バレルの減少を見込んでいた。原油輸入は日量10万1000バレル減の同836万バレルとなった。

ガソリン在庫は221万バレル増の2億1932万バレル。アナリスト予想は180万バレル増だった。4週間で1890万バレル増加しており、1993年以来の大きな伸びとなった。

製油所稼働率は1.1%ポイント上昇して91.5%。アナリスト予想平均は変わらずだった。

今回の指標発表後、米原油先物はいったん上げ幅を縮小したものの、1605GMT(日本時間20日午前1時05分)時点では1.50ドル高の1バレル=89.43ドルとなっている。

ディーゼルオイルやヒーティングオイルを含む留出油在庫は109万バレル減の1億1697万バレル。アナリスト予想では100万バレル増を見込んでいた。

国内原油生産は、1994年以来の高水準となる日量686万バレルに増加した。

原油先物・指標原油の受け渡し地点であるオクラホマ州カッシングの原油在庫は14万5000バレル増の4696万バレルだった。【関連記事】 北海ブレント先物が上昇、中国の堅調な原油需要で 米原油在庫が急減、燃料在庫は製油所稼働率上昇で大幅増=EIA 北海ブレント先物が109ドル台に下落 原油相場はまちまち、中国の指標や米国の原油在庫減が支援材料 米原油・石油製品在庫が減少、東海岸地域はガソリン在庫回復=EIA
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